わたしのすすめ。

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映画「イニシエーション・ラブ」を観ました。 驚愕(・0・)

こんにちは!

 

イニシエーション・ラブ」観てきました!!

(レディースディには本当に感謝です。)

 

オチはないしょにしてね!と映画冒頭でもあったので、

友達には話さないようにします☆

 

ただ、このブログではでネタバレありの感想になるので、

観に行こうと思っている方はここでストップしてください(・×・)

よろしくお願いします☆彡

 

 

 

 

 

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★感想

私も一緒に映画を観た友人も、乾くるみさんの原作のファンです。

原作では、

初恋同士のふたりの甘酸っぱい恋愛にドキドキし、

遠距離恋愛、就職、新たな出会いによって変わっていく二人に関係性に悲しくなり、

「マユかわいそう。。」

「たっくん、静岡いたときは純粋だったのに、都会とか仕事で人変わっちゃったみたい・・・。でも新入社員ってめっちゃ疲れるし、その中で車で片道4,5時間かけて通うって大変だよなぁ。暴力はだめだけど。」

「あーでも遠距離恋愛とか、仕事場での少し大人な女性との出会いで別れるとかってよくあることなんだろうな。出会うタイミングが違うければ、うまくいった二人かもしれない。せつない。」

「マユ、別れてけっこう経過した、たっくんからの電話に、すぐ相手がたっくんだと気づくとか、、、ずっとたっくんの電話待ってたのかな。本当に一途な子だな。」

とか思いながら、登場人物たちに感情移入をしながらラブストーリーを読み進めていたら、

最後の2行で驚愕しました・・・。

 

(;゚Д゚)えっ?????

どーいうこと?

 

ちょっと考えて、名前が違うしAとBのたっくんが別人だということは最後すぐわかりましたが、AとBが同時進行だったとは、分からりませんでした。

(ミステリーが好きな方なら伏線で気づくのでしょうか。)

 

最後の解説を読み、理解できない部分はインターネットの解説サイトを読み、

やっと理解・・・。 

理解した時は、

「マユ、実は魔性だったんだ!こわっ!」と一瞬思いましたが、

彼女のしたたかさや生きる強さのようなものが、少し小気味よく感じる小説で、とても面白く、友達に薦めたくなるとても面白い小説でした。

何度か読みました。

 

ただ、この小説のトリックは、

小説だから成立するし、映像化は不可能じゃないかと思っていました。

(余談ですが、星新一さんの小説も無理だと思っています。)

 ただ、映画と小説のラストが違うということも聞き、

違うトリックがあるのかもしれない!とも思い、期待を胸をふくらませ観に行きました。

 

そして映画がはじまりました。

小説では、ラスト2行で驚愕でしたが、、、、、、

 

映画は、始まってすぐに驚愕(・0・)

静岡たっくんが松田翔太じゃない・・・!

ということは、トリックが原作と同じということが分かってしまったからです。。

(予告編で松田翔太が合コンにいっていたので、痩せて東京たっくんと同一人物見せかけるということかな、という流れも予想がついてしまいました。

 

ぽっちゃりたっくんは、痩せても松田翔太にはならない感じの俳優さんでした。。(失礼ながら・・))

でも、マユのために努力も惜しまないたっくんはえらいし、

静岡のふたりのラブストーリーは爽やかで純粋に楽しめました(^^)

また、靴繋がりでA→Bを同一人物に見せるのは、すごい上手だなぁと思いました。

 

また、マユ役のあっちゃんはかわいかったです!

ぶりっこで、一途で。

ただ、すごくかわいいし、甘え上手だから、ラストの前に魔性ぽくみえてしまっていたので、ラストの衝撃弱まったかも?とも思いました。

原作では、髪がかなり短く、性格の良さや笑顔や言動から出る可愛い子って感じだと思っていたので、少し映画は見た目がかわいすぎるな、と思いました。

  

ラストについては、トリックは原作と同じですが、

マユと静岡たっくんとクリスマスデートしているところに東京たっくんが向かい、

東京たっくんがマユが二股してたことに気づいてしまう点が違いました。

小説の場合、マユが二股していたことにWたっくんは気づかず終わるので、マユもWたっくんもある意味幸せな終わりだったため、「知らぬが仏」って感じが日常のこわさ?みたいたものを感じれて、好きなラストではありました。

ただ、Wたっくんがバッティングしても悪びれた様子もないマユの表情とかも

マユのしたたかさ際立ってよかったと思います。

もし、映画で小説と同じように「辰也」と呼ばれることで別人だと終わるラストだったとしたら、

えったっくん、名前違うけどなに??

意味わかんない(?0?)

と、なっちゃう人も多そうですし、誰もが騙されていたことに気付かせるためには、必要なくだりだったのかなとも思いました。

(小説だと、すぐに読み返せますが、映画館だとそうはいかないですし。)

 

最後のまとめも、時系列で振り返れて分かりやすかったです!!

小説でも理解できていなかった伏線も整理されて、「なるほど!」と思いました。

 

原作を読んでいなければ、たぶん騙されたと思います。

なので、これから観に行こうと思っている方は、

原作で予習せずに、そして「どこで騙されるのか」とか考えすぎずに、

観た方がいいかなと思いました。

 

映画がDVDになったら、

「原作との違いはなんだろう?」という見方ではなく、

昭和の音楽、ファッション、ドラマとか、携帯電話がない時代ならではのエピソードとか、静岡たっくんとマユの笑えるやり取り(映画館でも爆笑しました)などを

楽しんで観たいなと思いました。

 

 

では!